もぐ日記

比較的地味な女医の日々

医学部受験をされる皆様 その1

センター試験お疲れ様でした。

人生でもう一度受けたくない試験ベストスリーに入るくらい私も嫌でした。医学部受験をする人は、皆9割超えを狙ってくるので、イヤダイヤダとも言っていられずちまちまと勉強しました。

これから私立医学部受験があり、最後に国立の試験がありますね。私立の医学部受験は、人によって受ける数に幅があると思います。私は、経済的な事情もあり(それでも、受けさせてくれた親には感謝ですけど)、私立は2校しか受けていません。が、それでも、一次試験、二次試験とあるので結構忙しかったです・・。周りに聞いてみると、3〜4校受けている人が多い印象です。受験料は相場が、6万円(国立はたしか1万円台だった気がする)と恐ろしく高いので、払ってくれた親には本当に感謝ですね・・。

国立はセンター試験の点数により足切りがありますが、私立は足切りがないので、倍率が大変なことになります。私大の過去問にはセンター試験後に手を付け始めたのですが、、問題をとく前に、赤本のページを開いて、各年度の倍率をみて、一次試験で10倍、なんて年もあって正直ドン引きしました…えっこれ受かるの…?受験者の中の上位10%に入るってこと?無理…と思いました。

実際に会場に行くと、本当にたくさんの人がいて、一列に10人くらい座っていると(この中の1人しか受からないのか・・)と緊張を通り越してもはやなにか超越したような気持ちになります。

あと、会場に行くまでの道、たくさんの医学系予備校が、入学案内(これから受験しにいくのに、来年の予備校案内を配るなんて、ひどいなあ)を配っています。もらいたくないなあと思いつつ、チラシを見ると、中に、ダースがまるまる一箱、とかキットカットが一箱、お菓子が箱単位で入っています。私大の医学部受験者にはやっぱり箱単位のお菓子ではないと振り向いてもらえないのかもしれません。中にはゴディバの紙袋がついてくるものもある!!!

これは、私大受験のひそやかな私の楽しみで、初日の受験に向かう道は遠慮したものの、帰りみちや、その後の受験日にはチャッカリもらって、おうちや受験会場でおいしくおやつにしていました。そんな余裕はないかもしれませんが、暗い気持ちでいくよりも、少しでも明るい気持ちでいたほうがいいと思うので、お菓子が好きな方はそんなふうに楽しんじゃうといいと思います。

受験会場でのアドバイスとしては、会場で、予備校のお友達とかと集団でワイワイやっている様子が一次試験だとどの受験会場でも見られます。一人ぼっちで受けに来た受験生には辛い・・しかも実力に自信がないと、「あの人達は余裕だ・・いいな・・」とどうしても、思ってしまいます。私は人にはすがれなかったので(医学部受験をしている友達がいなかった)、受験のときはいつも同じワンピースを着ていく、安心できる服をきる、自分で作った問題集ノートを開く、など自分の世界を受験会場でもつくれるように工夫していました。せっかくの実力を、環境のせいで出せないのはもったいないですし、こういった工夫は、時間もかからずできるので、ぜひ自分の気持ちが落ち着くアイテムでマイワールドを作りましょう。

あと二次試験の面接ですが・・ぶっちゃけて書いてしまうと、

御茶ノ水にある私大では、圧迫面接を受けたように感じました・・怖かった・・し、結構、部活動のことをけなされたりして、はっきりいって不快でした。同級生も、「あそこの面接で、泣かされた」と言っていました。そういう部屋もあるということで、覚悟していくといいです。新橋にある私大は、とても感じがよく、試験でよくできていた点を褒めてくれたり、好きな科目はなに?どこが好きなの?なるほどね〜!とまったりした雰囲気で、グループ面接も、うまく全員に発言させるように配慮しているように感じました。同級生に聞いたら、たいして印象に残ってない、という意見が多いので、普通にのぞめばOKだと思います。

 

同僚かつ同級生と医学部受験の話をしていて、「私立の倍率高い!っビビらなかった?」と聞いたら、「そんなの見てないし、そんなこと考える暇があったら、単語の一つでも覚えたほうがいいし、点が取れれば受かるんだからきにしない」と言ってて、「強者・・」と思いました。優秀な同僚なので、専門医試験のときはぜひ、引っ張ってもらいたいものです。